世界を支配するビットコイン
衛星により、ビットコインユーザーが増えると予想されます。
仮想通貨ビットコインは「衛星信号経由」でアクセスできるようにする計画が発表されました。まさかの巨大なスケール話ですが、ただの計画ではなく、すでに衛星が稼働済みなのです。ブロックストリーム社が発表した内容は、2017年末までに、銀行口座をもたない人々にも、「地球上のほぼすべての人に手を届ける」というものなのです。そしてネットワークに依存しない宇宙規模になる仮想通貨ビットコインの評価がアップしますね。
インターネットアクセスを持たない人やネット回線費用が高額な場所に住む人でもビットコインの取引や採掘が可能になるという。
ネットワークと衛星の違い「衛星計画の目的」
ここから世界中の人が平等に使える完全なインフラ対策にむきます。
冒頭でも伝えられていますが、インターネットを使えない人々も利用できるという点です。
今まで、インターネット環境がなければ、仮想通貨ビットコインを利用したり、
採掘(マイニング)ができませんでした。
しかし、衛星を利用するということは、
インターネットがない環境でも衛星受信で取引や採掘(マイニング)が可能になります。
先進国でインターネットにアクセスできない人はほとんどいないが、地球規模でみるとインターネットアクセスのコストはまだまだ高いか、そもそもインフラ自体がなく、30億人以上の人々がインターネットにアクセスできていない状況がある。Blockstream Satelliteはより多くの人々にビットコインのネットワークアクセスの提供を目指している。出典:Blockstream、ビットコインを宇宙に飛ばす | ビットコインの最新情報 BTCN|ビットコインニュース
今まで、仮想通貨でいかにお金を「稼ぐか」に集中してきました。
しかし、本当にあるべき姿のお金の価値として、仮想通貨は
「どうインフラを作るのか」という最終争点に向かう準備を始めたのではないでしょうか。
中央主権が無いからこそ、ここには世界中の平等があります。
ネットのインフラが整ってなくて、ネット利用してない人がそんな数いるなんて僕知りませんでしたよ・・・
低所得者層で銀行口座を持てない人たち 「アンバンクド」ということばも最近知ったくらいです。
発展途上国などでは飢餓の問題など、いまだに生存の権利すら守られていない現実がある。その原因の一つは、金融インフラが整っていないことである。これらの国では多くの人々が銀行のアクセスを持っていない。なぜなら銀行のサービスを受けるにはIDの提示などが求められ、そもそもID自体を持っていない人は世界の金融システムから除外される。ビットコインのネットワークはIDの提示などの規制的金融システムにあふれた人々により安価で整合性のある金融システムを提供できる事が期待される。出典:Blockstream、ビットコインを宇宙に飛ばす | ビットコインの最新情報 BTCN|ビットコインニュース
ネットワークは現在、アフリカと欧州、南米、北米をカバーする3つの衛星で構成されており、2017年末までに「地球上のほぼ全ての人に届く」ようにすることをブロックストリームは計画している。
今後は、こういった企業が国を超え、そして世界を超えて拡大していくでしょう。
国がそういった非中央集権的なシステムにどう関与し、どう規制をかけてくるのかが気になるところです。
万一のネットワークの混雑があっても、衛星によりカバーされており、
遮断されない安定した環境が整うとともに。「信頼」が付与されていくようになります。
世界的な広がりによりビットコインの採用と使用事例が増え、ネットワークの全体構造の安定性が強化されると期待している」と電子メールでコメントした。
出典:ビットコイン、アクセス増加のため「衛星」活用を計画 - Bloomberg
現在ビットコインを止める方法はインターネットをシャットダウンさせることだと考えられていたが、その弱点すらも新たなイノーベーションで解決されるかもしれない。
これから先、どんな社会になるのでしょうか。
普及が実現化されれば、失礼かもしれませんが、貧困と言われる国の人々や自国通貨の信用がすでに失われている国の人々へ仮想通貨を通じて世界の基盤をつくることができるかもしれません。
また、不況といわれる世界も、経済が生き返るかもしれません。