仮想通貨と電子マネーはどう違う?大きく異なるところ三つ
こんにちは、仮想通貨トレーダーのムルソーです。
今回は、仮想通貨と電子マネーの違いについて解説します。
仮想通貨といっても、今現在(平成29年11月)決済手段として利用されているのは、
実質ビットコインだけです。
一応、「仮想通貨」と表記しますが、「ビットコイン」のことと理解していただいて構いません。
①ボーダーレスな取引ができるかどうか
仮想通貨は、世界中どこでも使用できます。
ただ、まだ決済手段として導入されているところは少ないですが、仮想通貨には国境が無いのが電子マネーとの大きな違いです。
日本の電子マネーは、海外では使用できません。
また、仮想通貨は国や地域に関係なく世界中で決済、送金・受け取りが可能です。
海外の友人に仮想通貨を送金することも出来ます。
一方、電子マネーは利用者間での送金、取引ができません。
②発行主体があるかどうか
電子マネーは、例えば「suica」ならJR東日本、「nanaco」ならセブンアンドアイ、「楽天Edy」は楽天が発行主体ですね。
仮想通貨は、それらを管理する発行主体がありません。
suicaを日常的に使っている方は多いと思います。買い物でnanacoを使ってる方も多いと思います。
それらの決済の記録は、発行主体のサーバーにて一元的に管理されています。
仮想通貨は、そのようにひとつの所で管理されていません。
ブロックチェーンという技術を使用している為、分散管理されているのです。
ブロックチェーンについては、コチラを参考にしてください。
③独立した、ひとつの通貨
仮想通貨は、円やドルのように「通貨」のひとつです。
ビットコインやイーサリアムは、円やドルと比較していくらになるのか。そのレートも日々変化します。
その点、電子マネーは、レートが変化することがありません。
suicaやnanacoは、あくまで円の代替手段なのです。
【参考図書】